嫉妬を手放して楽になろう

嫉妬を手放して楽になろう 恋愛
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経験した人は知っている「嫉妬」という感情。とても重く、苦しく、嫉妬をしてしまう自己嫌悪と混ざって、いつも胸の真ん中に居座っている厄介な塊です。ひどいときには、ストーカー行為や、殺人にまで発展してしまいますので、早めに芽を摘む必要があります。

今回は、この面倒な感情を手放す方法をお伝えしますね。

身軽に、爽やかに毎日を過ごせるようになりましょう。

嫉妬したときの行動

ワンちゃんを見てみると、わかりやすいかもしれません。

例えば、自分がとても可愛がられていた存在のはずなのに、後から来た他のペットや、生まれたばかりの赤ちゃんが現れると、飼い主の愛情の流れを自分が独り占めできないことを悟ります。

ワンちゃんの性格により、飼い主に元のような100%の愛情を求めて甘え続ける子と、新参者は邪魔者として攻撃をする子がいます。他にはふてくされて遠くからみんなを眺めているだけになる子も出てきます。

あ。これは、人間の兄弟の上の子達にも同様に起こる行動ですね。

嫉妬の対象

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友情の対象

とても仲が良い友人に、友人や恋人ができたとき、上記のワンちゃん状態になる人がいます。同性の友達といえども、今までとは時間配分が変わってきてしまうし、何だか友人を取られてしまったような気持ちになってしまいます。

他には、友人だけが先生に褒められるようなことがあると、羨ましく感じ、自分も同じように認められたいという気持ちから嫉妬の気持ちが生まれます。

友情とは少し違うかもしれませんが、仕事の同僚にも嫉妬をすることがあります。

上司から同僚だけが認められ、自分は評価されないことが続くと、嫉妬してしまうのです。

恋愛の対象

やはり、基本はワンちゃんと同じです。

恋愛をすると「自分だけを見ていて欲しい」・「自分だけを愛して欲しい」という独占欲が生まれます。

他の人と楽しそうに話をしていたり、出かけたり、その人の話をするだけでも嫉妬心がメラメラと燃え上がってしまいます。

嫉妬心はどうして生まれるの?

同じことが起こっても、もともと持っている性格により反応が違います。

嫉妬を構成する、妬み、劣等感、憎しみなどの割合も、人によって違ってきます。

では、嫉妬心を生み出す心は、どのような心なのでしょうか?

負けず嫌い

小さい頃から自分が一番になることが好きな場合、嫉妬心を持つことが多いようです。

なんでも思い通りになるという強い気持ちは、思い通りにならない場合に時に強引に相手をねじ伏せようとするところもあります。

自分に自信がない

これは、ちょっと複雑な心です。

嫉妬の根底には、相手に対する不信感があります。相手は自分のことなどを愛してはくれないのではないかという不信の気持ちは、実は自分に対する自信がないから生じます。

相手の過去の恋人の存在に嫉妬するのも、現在の自分が過去の相手より劣っていると感じてしまうのです。

人気がある人に対しての想いが通じない場合にも、嫉妬はいろいろな形で生じます。

小さい頃や、それまでの時間に、心が傷ついて、それが癒えていない場合、相手にその癒しを求めることがあります。その場合にも、いつも愛を求める形になりますので、嫉妬が生まれます。

自分が誰よりも自分を愛することができている場合、相手への嫉妬は生まれません。

不安が強い

常に相手の行動を把握しておきたいという束縛型嫉妬の気持ちは、相手の前に誰かが現れて、相手の心がその人に向いてしまうのを恐れるために生まれます。新しい相手、誰にも自分が負けてしまうかもしれないという不安・恐れから生まれます。

また、新しい環境に移ることにも大きな不安を感じ、もし今満足する環境にいる場合には、それが失われることにも不安を感じます。また、少しでも環境が変わることにも不安を感じる場合もあるでしょう。

これらの不安を自力で無くすことなく、誰かに助けてもらいたいという気持ちから相手にしがみつくように依存してしまい、その相手が自分をみてくれない場合に嫉妬が生まれることもあります。

嫉妬心をなくすためにできること

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自分は何故嫉妬しているかを考える

冷静に自分の心を見つめてみて、どうして自分が相手に対して「嫉妬」をしているのかを考えてみます。

できれば紙に書き出す、スマホのメモに書き出すなどしてみましょう。

文字にして、目から情報が入ることで、自分の気持ちをより良く分析することができます。

そして、書いたものを声に出して読んでみると、不思議と「嫉妬」の量が減っているのに気づくでしょう。

感情は、自分で存在を認識すると、消えてしまうという性質があるからです。

それでも消えない場合は、時々書き出すことを繰り返すと良いでしょう。

自分が好きなことをする時間を作る

嫉妬の対象の人のことをどのくらいの時間考えていますか?

半日? 1日中?

そのうちの何時間か、自分が好きなことをする時間を作ってみましょう。

恋愛の対象でも、友情でも、仕事のライバルでも、嫉妬はしていても自分のプラスにはなりません。

嫉妬に使う時間を、少しでも自分が心から楽しいと思える時間に使ってみることが大切です。

その時間に、相手のことが浮かんできたら、今やっていることに気持ちを戻しながら、自分のための時間を大切にしてください。

嫉妬の対象に「嫉妬してる」ことを伝える

なかなか嫉妬がおさまらない場合は、嫉妬の対象である恋愛対象・友人・同僚に正直に伝えてみると、相手の対応によって一瞬で嫉妬が消えることがあります。

例えば、好成績が続く同僚に対して、「いつもすごいね。好成績が続いていて、羨ましいよ」と言ってみると、秘訣を教えてくれたり、励ましてくれたりするかも知れません。

また、恋愛の対象に相手が他の人と仲良くしていると不安に思う、やけるなどの、自分の気持ちをストレートに伝えてみると、意外に相手は気づいていなかったということがあるようです。素直に伝えてみましょう。

誰かに話す

いろいろ試してみても、「嫉妬」を手放すことができない場合は、誰かに話してみましょう。

聞いてもらうだけで、気持ちの整理もつくし、自分の気持ちを再確認することができるのです。

経験豊富なプロに話すと、解決は早くなるでしょう。嫉妬を手放すと、自己肯定感が高まり、良い引き寄せを起こしやすくなりますよ。

まとめ

一度心に広がり始めると、重くて、辛くて苦しい感情である「嫉妬」。このネガティブな感情はなるべく早く手放すのが良さそうですね。

でも、この「嫉妬」を上手にバネにして、今までの自分を乗り越えていけるように努力を始めることもできます。そうすると今までよりずっと素敵になることもできるのです。

新しい道を開くためのチャンスと捉えてみると、嫉妬している自分も可愛く思えてくるでしょう💕

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