離婚を簡単に決意できない理由はたくさんあります。だからと言って、我慢をしようと思っても、やっぱりそれは嫌。ということで、頭と心が同じ方向を向けなくて、グルグル回り続けてしまいます。
今回は離婚を考え始めてから、決意をするまでの流れをおさらいしてみましょう。
離婚を考え始めたら無意識のうちにこんな行動をする

体は正直ですので、頭で考える前に心のままに動きます。自分が知らず知らずのうちにこんな行動を認めたら、相手と離れることを望んでいるサインかもしれません。
男性の無意識の態度
・家に帰って、別の部屋にこもる
・「疲れた」と言うことが増え、会話を避ける
・浮気を隠蔽しなくなる
女性の無意識の態度
・実家時間が長くなる
・不満を夫にぶつけなくなる
・夫との接触を嫌がる
離婚を考え始めた理由
夫側の理由
家事をしない
特に専業主婦の場合、家のことをしてくれないというのはかなりの不満になるようです。体調が悪いわけでも無いのに、家事をしない妻はいらないと思われるのでしょう。仕事で疲れて家に帰り、家事をするのは心身ともにしんどいですね。
DV妻
DVは男性だけが行うものではありません。女性にも存在します。この場合、離婚の前に、自分の命を守ることが必要になりますので、相手から距離を置くことが難しければ、専門家に相談しましょう。
DVは、親から虐待を受けている場合に行うことがあります。心の傷が癒えていない場合、暴力を止められないのです。
セックスレス
妊娠・出産で女性はセックスへの興味がなくなることが大変多いです。そのまま長期間セックスレスが続くと、男性の生理上、処理が難しくなりますね。
育児で大変な期間も二人で乗り越えていくことができないと、離婚問題に進展します。
金銭問題
自分の方が収入が多いのに、小遣いのような小額しかもらえず、妻は好きなものを買っているのを見ると、やりきれない気持ちになるでしょう。積もり積もると、離婚の材料になります。
妻側の理由
浮気をされたから
これは、世界中どこに行っても聞く話で、悲しい男性の性を感じます。
中には浮気はしないと決めている男性もいるのですが、あまりにも日常茶飯事で、この事象が起こったらどう考えるかを事前に決めておいた方が良いくらいです。
このページでも、浮気のことは色々書いていますので、読んでみてくださいね。

仕事のこと
仕事ばかりして、家族と過ごす時間をつくろうともしない夫に、同居人以外の感情をもてなくなることは、少し前の世代によくあった話です。最近でも起業した会社の立ち上げ時や、プロジェクトが立て込むと、家に帰らないで仕事をする人もいるでしょう。
また、反対に、仕事が続かず、収入が少ないことも離婚の原因になります。
愛があれば、妻が働いて家計を補うこともできますが、すでに愛が冷めていたら、これも叶わないことですね。
マザコン夫
これも女性からするとしっかり離婚の理由になりますね。結婚前にもなんとなく気づいてはいたけれど、実態が見えてくるとゾッとします。
嫁・姑間でのバトルとは別に
離婚を決意できない理由
よく考えて、離婚したいという気持ちが強くなっても、なかなか実現に向けての一歩が踏み出せないことがあります。それはどういう理由からなのでしょうか?
子どものために離婚できない

相手には愛想をつかしているけれど、子どものために離婚を我慢する親は多いものです。
世間体が悪いと思うこともあるでしょう。
でも、愛情のかけらも残っていない相手とこの先何十年も一緒にいることをよく考えてみましょう。
仲が悪い両親を見ながら育つ子どもは幸せな家庭を知らずに育ちます。
形は整っているけれど不幸な家庭よりも自分の足で立って、しっかりと子どもに愛情を注ぐ方が子どもの心は育まれます。
経済的な問題
バリバリ仕事を続けている女性は簡単に離婚します。経済的な問題が少ないから。
結婚して、仕事を継続しなかった女性は社会復帰からしなくてはいけないので、経済的なことがネックになり、離婚に踏み切れない人がたくさんいます。
解決策としては、慰謝料・財産分与・養育費をしっかりもらうことです。他には、別れた後に子どもを引き取る場合の社会支援制度を活用することです。
役所に相談窓口があるので、制度についてしっかり聞いて、可能なところは援助してもらいましょう。
児童扶養手当・児童手当・就学援助・ひとり親家族等医療費助成制度他
相手が離婚に同意しない

話し合っても埒があかない、話にならない場合は、第三者に介入してもらうしかありません。
弁護士に相談して、離婚調停・離婚裁判に進むことになります。費用も嵩み、嫌な思いをすることも多いかと思いますが、「別れる」という気持ちをしっかりと持って、淡々と進めていきましょう。
別れた後には、自由な世界が開けています。
自分に弱みがある
以前浮気したことを相手が知っていて、証拠になる材料も握られている場合。
離婚となると、その内容を元に慰謝料を請求される可能性があります。
ただでさえ、離婚後の生活の経済状態が不安なのに、それ以上に相手に払わなくてはいけないとなると、先に進めない気持ちになってしまうでしょう。
中にはその内容を盾に、まるで相手を支配しているように振る舞う人もいるようです。
そんな場合は、逆に別れやすいということも理解してもらいたいところですが。
まとめ
簡単ではありますが、離婚ができない理由と対処法を書いてみました。
どんな場合でも、心が嫌がっていることを続けていると病気になってしまいますので、
抜け出す方法を誰かに相談することをお勧めします。
私は、法律的な相談に乗ることはできませんが、ご自身の気持ちの整理をお手伝いさせていただきます。
どっちに向いて進んでいきたいのか、しっかり自分が決めないことには幸せにはなれません。